大学生から見た研究での新規性とは何か
みなさん,はじめまして.
困ったときはまじパオーンを合言葉にしています.
パオーンって言葉は響きがよく,最近はやっている(もはや最近ではない気もするが、、、)ヤバいと同じレベルで使えると個人的には思っています.
まあ,その発想がパオーンなんですが('◇')ゞ
最初の記事として大学生が研究室に配属されて直面するであろう研究のテーマ決めについて思うままに書きたいと思います.
研究というのは新規性がないといけない,二番煎じに何の意味もない,このように言われることもあると思います.
ですが,大学生にとっての新規性とはなんでしょうか.
真の意味での研究の新規性はトップジャーナルに論文を通すことです.しかし,いきなりそのようなことを一般的な大学生がするのは無理な話です.だからこそ,新規性をもっと広い意味でとらえる必要があると思うのです.
例えば製品としての新規性です.
複数の理論・手法が部品となって今までになかったものを作ります.理論の面から見れば新しいことは何一つないかもしれません.しかし,その物を作り出したのは初めてです.これは新規性と言っていいのではないでしょうか.
部品と部品を組み合わせて新しいものを生み出す,これもれっきとした新規性であり誇れる研究成果であると私は思います.
理論畑の先生方はこれに納得しないかもしれませんが,物が作られないとその理論もただの紙に書かれた文字の羅列でしかないのです.
だからこそ開発を目的とする研究に意味があるのであり,学部4年生・修士の学生のしていることは研究ではないと言い切らないでほしいのです.
今日は,ふと大学教授と議論した卒論・修論は新規性があるのかという話の個人的な意見をまとめました.
研究には新規性がなければいけないというのには心から賛成します.だからこそ,学生にも小さなことでも位から学生に新規性を考える研究の進め方を指導してほしいと思うのです.